お客様の大切な腕時計はできるだけ長持ちさせたい。その思いは当社も同じです。ご自身で簡単にできるお手入れ方法をによりメンテナンスを行う事で、大切な腕時計をより長持ちさせることができます。
保管
磁気から遠ざけて保管、ご利用ください。内部機構が磁気を帯びると時計の精度が不安定になります。マグネット製品はもちろん、スマホ、テレビなどの電子機器と一緒に長時間保管する事を避けて下さい。磁気を帯びてしまい。時計の遅れや進みが1分以上に日に発生すようでしたら、当社にご相談ください。磁気帯びが長く続くとオーバーホールを行ってパーツを交換しなければなりません。また衝撃には特にご注意下さい。時計を硬い地面に落としたり、壁にぶつけたりした場合、外装は無事に見えても内部の機械が破損・故障してしまうことがあります。とくに着脱時はお気を付けてお使いくださいませ。
定期的なメンテナンス
お時計はムーヴメントの稼動部分に磨耗や汚れ、油切れが発生すると、正常に動かなくなります。そこで4年 – 6年に一度は時計を分解して点検・洗浄する「オーバーホール」が必須となります。当社にて有償にオーバーホールを行っています。大切な時計を長くご利用する為に定期点検に出されてください。
機械式時計の使い方
機械式時計は巻き上げられたゼンマイがほどける力を利用して動きます。リューズ操作でゼンマイを巻き上げる手巻きと、装着時の腕の動きによって巻き上げる自動巻き2通りの方式がございます。2000年代以降の自動巻きの時計はリューズ操作による手巻きも可能です。ご利用前に一度取扱説明書をお読みくださいますようお願い申し上げます。
機械式時計の初めに
機械式時計は機種(手巻き・自動巻き)によって異なりますが、ぜんまいを完全に巻き上げるには、りゅうずを40~50回程度回します。(りゅうず 1 回転は 360°回転することを意味します。) ぜんまいが完全に巻き上げられている状態だと、一般的に約30~50時間動きます。(80時間動くものもあります)自動巻きの場合は腕を動かすことでぜんまいが巻き上がるので、動かす量が少なければ約40~50時間動かずに止まってしまうことがあります自動巻き時計の巻き上げが足らずに、止まってしまう場合。手動でぜんまいを巻いて下さい。ぜんまいを巻くにはりゅうずを右方向(12時方向)にゆっくり回してください。左方向(6時方向)ではぜんまいは巻き上がりません。止まっている時計をお使いになるときは、手巻き式であればりゅうずを40回以上回して十分にぜんまいを巻き上げ、自動巻き+手巻き式であればりゅうずを20回ぐらい回してぜんまいを巻き上げてから腕に携帯してください。自動巻き式のみの場合は、時計をしっかりと手に持ち、振り幅10cm程度、1秒あたり2往復で10分程度振ってから腕に携帯してください。ご利用になる前に付属の取扱説明書で機種固有の取り扱い方をご確認ください。
自動巻モデルの場合は、普段身に着けている状態であれば内部のローター(振り子)が回転すれば巻き上がっていきますが、一杯まで巻き上がるのに腕に付けて8時間以上かかります。そのため時計が止まっていたら手巻きである程度巻上げていないと、腕の運動量が少なければ止まっていたり、精度が不安定な場合があります。運動量が少ない場合は手巻きで巻き足す必要があります。自動巻き腕時計は非常に精密でデリケートな作りをしています。使い方が良くないと、故障してしまうこともございます。使わない日がある場合には、リューズの巻き上げと併用してください。ただし巻きすぎないようご注意下さい。専用のウォッチワインダーも販売しています。ご不明な点があればsupport@ikkdou.comまでお尋ねください。
オーバーホールの目安(機械式時計)
日常使いにご利用頂いている場合はでも、4年から6年機械式時計(自動巻き・手巻き)がオーバーホールを行って頂く目安と言われております。お時計を長く使う為にも推奨されます。 しっかりメンテンスいただければこれからも活躍いただけます。また水が入ってしまった場合、水蒸気でガラスが曇っている場合は、一度分解して中の水分を除去する事をお勧め致します。水分が中に入ったままの状態ですと腐食の原因になります。
日付の合わせ方
時計の針を6時側(18時)にセットしてください。時針が10(22時)から2(14時)時間を指している場合、内部の機械に悪影響あを与えてしまいますので、日付の早送りは行わないでください。時刻を6時に(18時)側に変更して、日付を変更してください。日付の変更方法は機種によって方法が異なります。変更方法は付属の取扱説明書を参考にして下さい。
防水について
防水時計やダイバーズウォッチなどは、リューズがネジ込み式になっているものや、レバーにより固定することで防水性能をより高めているものがあります。 用途に合わせ、3気圧・5気圧(3気圧・5気圧は防水性は日常生活防水となります。)・10気圧・20気圧・30気圧または 100M・200M・300M(330ft・660ft)などの性能目安が設定されています。 防水ロックを解除すると、時間調整などの操作ができるようになります。時刻や日付の調整後は必ず防水ロックの確認を行ってくださいませ。(防水ロックの解除の仕方は付属の説明書を参考にして下さい。)ただしクロノグラフ機能やをもつ複雑な高級宝飾時計は水に注意が必要です。ほとんどは防水機能を備えていますが、高級宝飾時計という特性上、宝飾品が劣化したり水が入って故障してしまうケースもあります。
クオーツ時計のメンテナンス
クォーツ式時計(電池)時計はメーカーにて可動テストを受けた後、テストに合格した商品が当社に到着します。当社でも検査を行う為、集荷前は必ず正常に動作した状態でお客様の元に届きます。その際電池が止まって動作を停止している場合があります。その際は当社にて電池交換を承りますので、必ず到着7日以内にsupport@ikkdou.comまでメールにてご連絡下さい。購入履歴からお客様情報を確認し電池交換対応をさせて頂いているサービスを行っております。使用初期の電池停止はほとんどのメーカーにて保証が受けられません。
クォーツ時計のオーバーホール
クォーツ時計は月差±5秒~±50秒ほどの高い精度を誇ります。クォーツ時計は電池とモーターと歯車の電子回路で動いているので、動力部のオーバーホールは必要ありません。しかし「歯車で針を動かしている」ことは機械式時計と同様です。その部分の潤滑油は長期間経過すると劣化します。潤滑油が劣化すると歯車が動きにくくなり電池の減りが早くなったり、精度が安定しなくなります。6年から10年を目安にオーバーホールを行ってください。 2秒~4秒一定パターンで進む場合は電池がなくなってきています。新しい電池に交換してください。
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